乳房についての精密検査は乳腺外科におかかりください。乳腺専門医がいる病院やクリニックで検査が行えます。当クリニックは日本乳癌学会乳腺専門医が診察を行っており、精密検査が可能です。受診の際、検診での検査結果を必ずご持参ください。
当クリニックでは、視触診・マンモグラフィ検診・超音波検査の診療を行っております。費用の詳細につきましては、検査費用をご覧ください。
診察・マンモグラフィ・超音波検査結果は基本当日にお伝えします。血液検査は2,3日後に、組織検査は約1週間で結果が分かります。(神戸市乳がん検診は2名の医師による読影が必要なので後日結果郵送となります。)
当院は予約制になっています。Webまたはお電話でご予約の上ご来院ください。
電話予約:078-596-6606
駅前(クリニックの東側)の、30台ほど駐車できるコインパーキングのみご利用いただけます。駐車料金をお渡ししますので、駐車券をご持参ください。
乳房を挟んで撮影するX線検査のことです。
圧迫板で乳房をはさみ、薄く乳房を伸ばして撮影します。乳房を薄くするほど検査精度が上がり、また被ばくを減らすことができます。
月経が始まって1週間前後で乳房は柔らかくなるので、そのタイミングで検査を受けられるのが、比較的痛みも少なくお勧めです。
また撮影時はできるだけ肩の力を抜いてリラックスしていただくことで、良い画像が撮影でき、検査の精度が上がります。
マンモグラフィはX線検査ですので放射線被ばくがありますが、放射線量は少量なので心配要りません。1回の検査で、東京からニューヨークへ飛行機で往復するときに浴びる自然放射線とほぼ同じくらいです。よって、検査により身体に影響がでるような線量ではありません。
エコー検査とも言います。近年飛躍的に性能が上がり非常に高い精度の検査ができるようになりました。専用のゼリーを塗って超音波機器を乳房に当て乳房の内部を観察します。超音波検査は痛みや放射線被ばくがなく、5mm大の腫瘤(しこり)でも描出できる優れた乳房検査です。
例えば、とても小さなしこりについては超音波検査の方がよく検出される傾向にありますが、石灰化についてはマンモグラフィの方が良く検出されます。それぞれに長所と短所があり、互いに補い合う検査です。それぞれの検査の特性を生かして、必要に応じて両方の検査を組み合わせて行うことが大切です。
肥満を避ける、飲酒喫煙を控えるなどにより乳がんの発症リスクを下げることは可能です。 しかし残念ながら乳がんは、努力をしても完全には予防できません。 一方、努力すれば、乳がんを早期に発見して治すことはできます。 早期発見のための努力とは、定期乳がん検診と自己検診です。是非、お忘れなく!
以下の方は乳がんにかかる可能性が高いと言われており特に検診が必要です。 初潮が早かった。閉経が遅い。(もしくは遅かった) 高齢での初産。未産。肥満傾向。喫煙。糖尿病。 血縁に乳がんの人がいる。
乳がんの5~10%は遺伝性であるといわれています。またご家族に乳がんや卵巣がんの発症が多くある場合、遺伝子の異常から発症している場合があり、血縁の方は注意が必要です。ご心配な場合、専門的なアドバイスをいたしますのでご相談ください。
乳房の痛みは多くの場合乳がんではありませんが、乳がんが痛みの原因になることもあります。自然に痛みが消えるようなら心配ありませんが、続くようなら念のため乳腺外科、乳腺科のある病院やクリニックを受診しましょう。